本 『勝手にふるえてろ』綿矢りさ 松岡茉優主演の映画を観ました。後から、綿矢りさ原作だと知って、あれ?そういう作風だったっけ?この原作はいったいどうなっているのかと。読んでみると、小説の方もエンタメ感が強め。小説も映画もどちらも楽しめると思います。 恋愛しな... 2019.12.24 本
本 『蹴りたい背中』綿谷りさ わからないけど、わかる。いや、やっぱりわからない。高校時代を振り返ってみても、抱いたことのない感情。だけど、わかる。いや、わからない。それは、文章による表現の力なのか、それとも、実は誰しも体験したことがある感情だったのか。 ... 2019.12.19 本
本 『希望が死んだ夜に』天祢涼 同級生を殺害した容疑で逮捕された女子中学生。殺害を認めるも、動機については黙秘を続ける。はたして、その真相は。「社会派青春ミステリー」と紹介されていますが、確かに、すべての要素が含まれています。 神奈川県川崎市で、14歳の女... 2019.12.18 本
本 『ツナグ』辻村深月 死者との再会を仲介する「使者(ツナグ)」の物語。様々な人たちが亡くなってしまった大切な人との再会を望みます。ハートフル系かと思っていたら、伏線が散りばめられていて、さらに、とある過去の真相が明らかになります。 一生に一度だけ... 2019.12.16 本
本 『乳と卵』川上未映子 川上未映子ワールド全開です。女性の身体に関するあれこれなのですが、子どもを生むこと、のような大きなテーマにつながっているように思います。男性が読むと、共感とはまた違った感じの、おもしろさがあります。 娘の緑子を連れて大阪から... 2019.12.13 本
本 『ファーストラヴ』島本理生 父親殺害の容疑で逮捕された女子大生、しかし、彼女自身にも動機がわからない。ミステリーですが、事件を追うのは探偵や刑事ではなく、臨床心理士。「家族」がテーマとなる社会派要素ありの物語です。 ◆第159回直木賞受賞作◆夏の日の夕... 2019.12.11 本
本 『地球星人』村田沙耶香 だいぶ狂ってますね。なのに、狂ってるのはこちらなのかと思わせたり、自分の中にも狂っている部分があると感じさせられたり。『コンビニ人間』を超える問題作です。 衝撃のラストにあなたの常識が破壊される!?『コンビニ人間』をはるかに... 2019.12.10 本
本 平野啓一郎『マチネの終わりに』『ある男』が96円セール中 Black Friday(ブラックフライデー)で、Kindle本96円均一セールが開催されています。11月24日までだそうです。急がねば。 いろんなジャンルのKindle本が96円で販売されています。ブックオフの100円... 2019.11.21 本
本 『人間失格』太宰治 読んだことはなくてもタイトルは知っている。太宰治の「人間失格」僕は内容すら知らなかったのですが、とあるきっかけで読んでみることにしました。70年前の小説にもかかわらず、生々しさが感じられて、あぁ、人間というのは変わらないのだなと思いました... 2019.11.19 本
本 『翼』白石一文 それぞれが比較的短い30の章で構成されています。その構成の仕方が凝っている。内容としては、恋愛の話のように見えたのですが、実際は、もっと大きなものを扱っています。最後まで読むと、テーマがはっきりしてきます。物語に入っていくというよりも、ち... 2019.11.11 本