中学3年生の芦田愛菜が、本や読書について語り、本を紹介してくれます。ものすごい読書好きだったんですね。絵本や児童書から紹介されているので、小さいお子さんをお持ちの方も、ぜひ。
運命の1冊に出逢うためのヒントに!
「本の出逢いは人との出逢いと同じ」
年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が
本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。
世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる
考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。
Q 本の魅力にとりつかれた初めての1冊は?
Q 一体、いつ読んでいるの?
Q どんなジャンルの本を読むの?
Q 本を好きになるにはどうしたらいい?
Q 好きな登場人物は?
スペシャル対談
・山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
・辻村深月さん(作家)
も収録!
わが家にはテレビがないので、芦田愛菜というと、『マル・マル・モリ・モリ!』で止まってました。もう、中学3年生なんですね。うちの長女のひとつ上です。そこで、子どもたちに本を買う参考にしようと、本書を手に取りました。
年間100冊以上も読むとうことで、ものすごい読書好きなのですが、それだけじゃなく、活字中毒なんですね。
本や読むものが手元にない時は、たまたま置いてあった調味料のビンの裏に書いてある「原材料」「製造元」なんて文章を読んでいるくらいです(笑い)。
本や読書について語っている部分や、本の紹介。これは、本人が書いているのでしょうか。中学3年生って、こんなにしっかりしてますか?うちの子が来年こうなってるイメージがまったく湧かないのですが…
役者としての経歴が長いからなのか、それとも読書の賜物なのか。と言っても、硬い文章ではなくて、語り口調になっています。本の紹介の中でも、「私は〜」というエピソードが混じっていて、芦田愛菜ファンにもおすすめできそうです。
幼い頃に読んだ本を成長してから読むと、違う感じ方をするというエピソードがありました。
時間をおいてみると、一冊の同じ本がまた、何度でも楽しめるし、その感じ方の変化も楽しめるんです。繰り返し読むことで違うおもしろさに出会うんですよね。
これって、平野啓一郎が提唱している「スローリーディング」ですね。
芦田愛菜流の本の選び方。おもしろい本との出会いは、フィーリングに頼ることだと言います。
ほんとうに不思議なのですが、本の背表紙を見ていると、背表紙がキラッと光って見えて「あ、この本を読んでみたいなぁ…」と思えるものが目に入ってくるんです!まさに直感で選んでいるのですが、それで「ほんとうにおもしろい!」と思えるような、ものすごく相性のよい本にめぐり会えてきているんです。
本を読むために生まれてきたかのようですね。
さて、紹介されている本。はやみねかおる作品は、うちの子も大好きです。途中までは、小中学生が主人公のものが多い傾向にありますが、それだけではありません。村上春樹はもちろん、森鴎外、夏目漱石。太宰治より芥川龍之介派だそうです。それから、海外文学も。
また、図鑑や学習マンガも紹介されています。科学に興味があるようで、山中伸弥との対談も収録されています。
それから、芦田愛菜が神様と崇める辻村深月との対談も。辻村深月の作品が好きな人も、この対談は楽しめると思います。まあ、とにかく、しっかりしていて、読んでいると辻村深月の作品が気になってきます。
本の紹介を読んでいると、どれも面白そうで、子どもたちにも読ませたくなりました。そこで、厳選した18冊を購入。読んでくれるかな。(さらに、購入した本を読んで紹介文を書いたら、僕が原稿料を支払うというシステムを導入しました。書いてくれたら、このブログで公開しますね。)
芦田愛菜ファン、中学生くらいまでの子どものいる人、読書好きな人、幅広くおすすめできる一冊です。
コメント
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